2008年07月30日

中小企業の事業承継税制に思うこと…


◆中小企業の事業承継税制に思うこと…


最近「中小企業事業承継税制」が話題になっている。

先日の…ビジネス会計人クラブの夏期研修でも
平川忠雄先生の講演テーマが「中小企業事業承継税制」でした。

中小企業経営承継円滑化法と新事業承継税制は
経済産業省も中小企業の事業承継を積極的に後押ししているものだが
何か足りないものがあるような気がしてならない。


若年性認知症、心的身体障害者といわれるような
社会的弱者が相続人の中にいた場合
税制面や種類株の持ち方における工夫や提案らしきものを
考えている先生達はいるのだろうか。

被相続人や相続人が、全て健常者である場合の事例は多く
紙の上での数字をあやつるゲームにとどまってはいけないと思う。


専門家がすばらしい専門家であるには
社会的弱者の存在に目を背けず…事実を真摯に受け止め
弱者に手厚い事業承継の手法を編み出すと共に
社会的な弱者を守るための税制に対して
声を大きくして訴えて欲しいものであります。


走り出したばかりの税制だけに
問題点はまだまだ出てくるような気がしてなりません。







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posted by 寛良 at 23:47| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆【相続・事業承継】の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月06日

「納得! 年金分割 最新情報」


◆「納得! 年金分割 最新情報」


いよいよ4月から年金の分割ができるようになります。

カウンセラーをしている私の友人達が
女性ライフプランの会「ぽぽ」
の活動をしています。

今日、その友人から
パンフレットを送っていただきました。

0423.jpg

※クリックすると拡大します。


寸劇あり
講演あり
質問コーナーあり…の
3時間になることでしょう。

FPとして
カウンセラーとして
税理士として…
主婦として…
夫として…
知って得する3時間のご案内です。

お友達を誘って…
ぜひお出かけ下さい。

晴れお申し込み、お問い合わせは…

mail to 「ぽぽ」ホームページpopo@jcom.home.ne.jp

posted by 寛良 at 18:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆【相続・事業承継】の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月12日

年金暮らしの老夫婦の相続人を調べていたら…


◆年金暮らしの老夫婦の相続人を調べていたら…


14万円の年金生活者の老夫婦の相談で
借地権の地代を払わない代わりに
「老夫婦が2人とも亡くなったら…
建物ごと借地権を地主に無償返還する」
という賃借人の希望により
相続人の調査をしていた。

亡くなったときにもめないようにするため
予め相続人がそれを承諾していて貰わないと
地主としてはトラブルを引き受けるようなもの。

◇借地人の説明によると…
ご主人の兄弟は誰もいない。
奥さんには妹がいて甥が1人いるだけ…
と言うことだった。

司法書士に依頼して
相続人の調査をしたところ
いないと言っていたご主人にご兄弟がいることが分かった。

…となると…
当初考えていた方法によって
対応することは問題があるかも知れない。

…もう少し…詳細が分かったら…
再度検討しなければならないことになりそうだ…。




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posted by 寛良 at 23:26| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆【相続・事業承継】の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月14日

相続登記を放置しておいた土地を売ろうとしたら…

◆相続登記を放置しておいた土地を売ろうとしたら…

なんと…
驚いたことに…
相続関係人が26人にもなっていたのです。

祖母が亡くなったときに…
祖母を面倒見ていた相談者の父が家を建てていた。

父が亡くなってから15年が経過した。
手狭になった家を売却処分して
広い土地を購入することを考えた。

ところが…
父の建てた家がある土地の名義は
祖母の名義となっていて…
相続人を確認して
自分名義にしてもらえるよう「遺産分割協議書」を作成し
相続関係人の全員から
印鑑をもらわなければならなくなった。

…ということを依頼されて…
細々とした書類やら
遺産分割協議書などを作成し
財産の詳細がわかるような精算書類を作成して
相続関係人に発想できるように準備をしていた。

司法書士に依頼して…
相続関係人を調べてもらった。
人数が多かったせいで
相続関係人が全て分かるまでに
なんと1ヶ月半の時間がかかった。

そして…
司法書士から…
「相続関係人」の調査書類が届いて更に驚いたのです。

なんと26人も居たのです。

40枚にもなる…相続財産の詳細書類と
「遺産分割協議書」を全員に発送しましたので
書類に…
書名と捺印がされて返信されてくるのを待っています。






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posted by 寛良 at 23:46| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆【相続・事業承継】の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

少ない受給年金で「借地料」を払うと手元には9万円足らず…

◆少ない受給年金で「借地料」を払うと手元には9万円足らず…

2年ほど前から依頼されている案件です。

80歳前後の高齢者夫婦は…
わずか14万円の年金生活者。

自宅は自己所有で…土地は借地権です。
借地の地代は4万円少々。
年金から地代を支払ってしまうと
手元に残るお金は10万円を切ってしまう。

最近は…
介護保険料が値上がりしたり…
高齢者には高齢のお友達がいるものだから
冠婚葬祭の費用が何かと多い…
特に…「葬」の費用が頻繁に支出する。

水道光熱費を支払うと
食費がやっと…という状況だということです。

そこで…
その老夫婦は…地主に相談に行きました。


『私たちが…2人とも死んだら
借地権を地主さんに無償でお返ししますから…
それまでは…
地代を払わずにこのままこの家に居させて欲しい…』


…という切実なお話でした。

「東京国税局」や
「弁護士」「司法書士」などに相談すること
のべ8人の専門家に相談しました。

地主さんにとって…
「権利上のリスク」や
「税務上の負担がなく」
簡便な契約はないかと検討していましたが
ようやくある方法が見つかりました。

年内には…
全ての契約が完了するようにしなければ…
と、やや焦っています。

なんせ…
高齢者ですから…
何が起こっても不思議ではないですから…。

でも…
前からお願いしてある…
借地人の戸籍謄本その他の書類が
なかなか送られてこない。

ついに今日…
再々度…
催促の手紙を出しておくことにしました。


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posted by 寛良 at 23:24| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆【相続・事業承継】の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする