◆借地権を理解できない人の地下げ屋とのナンセンスな交渉ある日……不動産屋(地下げ屋)がやってきた。
借地人はその不動産屋が地下げ屋だとは知らない。
不動産屋は……
「この土地は当社の所有になりました」と登記簿謄本を借地人に見せる。
つまり……その不動産会社が新たな地主になったのだ。
借地人は、それまでは理解ができた。
その新たな地主は……「底地権を買ってくれないか……」と言ってきた。
買わないのなら……この土地を明け渡して欲しいと言った。
借地権の次の更新日まで……あと6年間会った。
6年後……更新しないで等価交換という方法があると言われた。
借地権の時価は……ざっと評価しても2000万円。
建物は既に30年が経過している古家だから評価はゼロだ。
当面、大きな収入が見込めないから……どうしていいのか分からない。
明け渡せと言われても……自分たちではどうしていいのか分からない。
借地人には、借地人としての十分な権利があることを理解できていない。
毎日のように回答を迫ってくる不動産屋の口調も……日を追うごとに強硬な感じになってくる。
どうしよう……
不動産屋が提案してきた。
「当社の物件と等価交換しましょう……」と。
後日、話しを聞いてからその交換対象の不動産を評価してみると……
「行き止まり道路の突き当たり」「前面道路が2.5m」結果として……「再建築不可」の不動産。
あえて評価するならば……わずか600万円。
なぜ……それが等価交換の対象物件なのか分からない。
相談を受けたリスクカウンセラーは……すぐに物件調査して分かった。
契約書の内容もおかしい……。
すべて……不可解なことだらけ。
契約を止めるように勧めるが……私にはきちんと開示していない何かがあるらしい。
ダメだと進言しても本人は一向に行動に出ない。
何とか食い止めてあげたいが……本人がどうしても断る方向に行動しない。
みすみす騙される結果が分かっているのに…止められないなんて……
どうにも止められないことがあるのです。
胸が痛みます。
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posted by 寛良 at 18:16| 東京 ☀|
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