2006年08月28日

【「清算貸借対照表」は中小企業の「健康診断書」です】


中・小・零細企業を救う…

「清算貸借対照表」の作り方と活用法−第16回(最終回)


【「清算貸借対照表」は中小企業の「健康診断書」です】




■PDFでご覧頂けます
 p-25.pdf


●このようなことでいろいろ話をしていくのですが、
私の感想としては、
「清算貸借対照表」というのは
中・小・零細企業にとっては健康診断書
だと常々考えています。

社長そのものは、
何とかしていつでも冷静でいたいと思うのですが、
冷静でいられなくなる。

会社の実力を
本当に正確に把握しているかというと、
そうでない場合が多いです。

いざというときに慌てることもなく、
冷静的確に経営判断ができるようにするためにも、
この「清算貸借対照表」をいつも自分の力で作成し、
それから読み取っていただくようにして、
経営にあたっていただくといいのではないかと思います。

経営者がいざというときを回避するには、
毎度申し上げているように、
早期発見と早期対策が
何よりも大切なことだと考えています。


繰り返すようですが、
最後に、
「清算貸借対照表」は
危機管理とデスクローズ経営の指導の基本的なツールの一つとして、
ぜひ先生方の中で、
日常的に
社長とのコミュニケーションの一つのツールとしてでも
ご活用していただくようにぜひお願いしたいと思っています。


■PDFでご覧頂けます
 p-26.pdf


以上で、
今日の私の
「「清算貸借対照表」の作り方と活用法」についての講演を
終わらせていただきます。

ご静聴いただき…
どうもありがとうございました。


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posted by 寛良 at 13:06| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇清算貸借対照表の作り方と活用法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【社長から税理士先生に言いたいこと】


中・小・零細企業を救う…

「清算貸借対照表」の作り方と活用法−第15回



【社長から税理士先生に言いたいこと】



■PDFでご覧頂けます
  p-24.pdf

●先ほどは、
社長の目から見た試算表に対する感覚でしたが、
最近…
ビジネス会計人クラブ・会員の会に顔を出させていただいて、
先生方からお話をいただくようになったので、
先生方のご紹介で相談に見えるかたがぽつぽつあります。

以前は
ほとんど私どもに直接来られる社長が多かったので、
「顧問の先生に相談しないで来ています」
という社長がほとんどでした。

何で…と聞いてみると

「今さら先生に相談しても、先生に迷惑かけるばかりだし」
という社長が結構多かったことも事実です。

でも、
社長たちが何を望んでいるのかといろいろ聞いてみると、
試算表の数次を指さして
「この時はこういうことで…、ダメならダメとはっきり言ってくれていれば…」
「この数次はこういうことでしょ?…」

と資料の説明を求めてきます。

社長の本音は…
できれば…
会計事務所の先生から
本当はもっと説明してほしいと。
その場だから、
大変なときに言う言葉ですから、
どうだったのかは分からないですが、
言葉としてはそういう言葉が返ってくるのです。

決算のときに、
決算書を作って、
「はい、印鑑を押して…」
「印鑑を用意しておいてください。今から行きますから」
ということで、
機械的に印鑑を押して、
「はい」と言って捺印して税理士先生に渡せば…
あとから
先生から請求書が来るから払っていく。

領収証と一緒に申告書の控えが送られてくる。
ということで、
機械的にやっていただけだったと…。


それさえやっておけば…
次回借入が必要になったら
その申告書を使えばいいのだ…
というような
安易な感覚の社長もいらっしゃるのです。

あとは…、
これは利益で、
「なんであのとき税金を払わなくてはいけなかったのだろう」
ということを、
悔やんでいるというとおかしいですが、
「儲かっていたのだから、しょうがないでしょう」
と言うのですが、
そういうことももっと早くに言ってくれないと、
借入しないと税金が払えないということだってあるわけです。

今回はぎりぎりの段階で駆け込んでいらっしゃいましたが

恐らく社長がどこかで調達してきたのでしょうけれども、
「税金の金額などは早めに言ってほしかった」
と言われるかたも中にはいらっしゃいました。

本当は
先生方に何か話を聞いてほしいというのが本音で、
いい話を体裁よくするのではなくて、
本音の部分で、
だめだったらだめということを言ってくれるほうが、
甘えだと思いますが、
何かそういうことも求めているということも現実のようです。



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posted by 寛良 at 12:45| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇清算貸借対照表の作り方と活用法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【法人財務のリスク管理・意識度チェック】


中・小・零細企業を救う…

「清算貸借対照表」の作り方と活用法−第14回


【法人財務のリスク管理・意識度チェック】



■PDFでご覧頂けます
 p-23.pdf


中小企業の社長と
財務の管理について話をするときに
このチェックリストを前に出して
「こんなものをこうやっていますか」
「こんなことはどうですか」
という具合にチェックしていただきます。


実際に経理処理をしている奥さんとか、
あるいは…
親戚の方などが…
財務をやっている場合でも
同じです。

社内の経理担当社員の方であっても
同様にチェックしていただきます。

社長のマインドとして大切なことなのですが、
こういう…面倒なことはやっていない。

毎月、定期的にチェックしていますか?
と尋ねるのですが…
残念ながら殆どしていらっしゃらない。

経営危機だ…!!!
と駆け込んでこられるような企業では

そういうことをやるよりも
やはり目の前の資金繰りのほうが、
とにかく…
あした回ってくる手形の
決済資金が調達できるか…
あした回ってくる手形は、
あしたの午前中には資金手当てできないと…

何とかしなくてはいけない…
ということで
頭がいっぱいというケースが多いわけです。
そういうことにならないように、
早め早めに
今のような表を作ってやっていただいたほうが
いいのではないかと思います。



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posted by 寛良 at 12:34| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇清算貸借対照表の作り方と活用法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【「決算書」を時系列で整理すると…何かが見える】


中・小・零細企業を救う…

「清算貸借対照表」の作り方と活用法−第13回



【「決算書」を時系列で整理すると…何かが見える】



■PDFでご覧頂けます
  p-22.pdf

●これまで見ていただいた会社の
毎年の決算書の数次を年次推移で整理して
まとめたものがこの表です。

そして…
この表からグラフを作ると
その会社の歴史というか…
あの時何があったか…
結局は殆ど利益は出ていなかったのでは…
と云うようなことが分かります。

この資料を見ながら…
社長といろいろな話をするわけです。

毎期こういうことをやっておくのもいいと思います。

右の表は主要な資産、資産の部の大きなものです。

ふだん動きのない勘定科目は一切外してあります。

現金と支払手形と借入金などが常時動くものです。

下の青いグラフは資産です。
赤いグラフが負債です。

ですから、
右に行くほど乖離の幅が年々広くなっていることが、
これで分かると思います。

だから、
乖離が大きくなるほど
年々苦しくなっているということに置き換えられると思います。

これは負債の部の内訳の数値を
推移として見ていただくためのグラフです。

下のグラフは主な資産の推移を表しています。

こうやって見ていくと、
去年と今年でどうかという。

今…いろいろな資料を作る中で、
私も弁護士と話していますが、
3期連続でどうのとよく言いますが、
はっきりいって本当の原因を探ろうとすると、
最近は3期では分からないという話がよく出てきます。

いざ…
破産の申立てをしなければ…
となったときには
「手元にある決算書はすべて全部持ってきて…」
とお願いしています。

いっときは…
狭い私の事務所が倉庫みたいに…
古い資料で埃臭くなりますが
申告書類が山のようになるのも
大切な資料をつくる為のことだからと
理解しているわけでして…

そんな訳で…
こうして資料を作ったりしています。



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posted by 寛良 at 11:59| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇清算貸借対照表の作り方と活用法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月25日

【「清算貸借対照表」の活用法】


中・小・零細企業を救う…

「清算貸借対照表」の作り方と活用法−第12回

【「清算貸借対照表」の活用法】


○私が提案することですが、「清算貸借対照表」の活用法です。


■PDFでご覧頂けます
 p-20.pdf

まず活用法の前に、
いつ作ったら効果的かと考えたわけです。

私がお勧めしたいのは、
まず決算申告書が先生のところから来たと、
あそこにびっしり勘定明細があるわけですから、
そこを見ていくと、
「これは本当にあるの?」
ということをやっていくと、

ない、ないとなっていきますので、
これは非常にタイミングとしてはいい。

先ほどのように、
経理上は資産にあるのだけれども、
長期営業債権など何千万もありますが、
実際にそれが本当に会社の財産なのかということを考えた場合に、
ちっとも財産でも何でもないわけです。

そんなことを見ていくにも、
その時期がいいのではないかと思います。

もちろんそれが、
日ごろ瞬時で数字を見られるように習慣づいていきますと、
資金繰りが苦しくなったら、
まずここから手をつけてみる。

清算B/Sを作るところから手をつけることが
いいのではないかと思うわけです。

次に、
だれが作るのが適切かというと、
私はやはり
「社長、自分で作るのがいちばんいいですよ」というところです。
自分で作るのですから、
納得せざるをえないと思うのですね。

先生がたあるいは職員のかたが指導しながら、
そのようなことを習慣的にできるようになっていくと、
経営者の意識もだいぶ変わってくるかと思います。

まとめ方としてはどんなまとめ方か。
清算B/Sだけをやるときにはこれですし、
特にこのときに、
個人のものも一緒にやっておいていただきたい。


あとでちょっと出てきますが、
いわゆるB/Sの数字を時系列に、
毎期毎期、
同じような指数でとらえられるようなところをずっと書いていくのです。

これなどはそうやってみたものです。
これは恐らく10年ぐらいあると思いますが、
このような形でずっと見てみます。
私がかかわったのは平成6年か7年ぐらいからです。
数字に赤い線を引っ張っているあとあたりです。
そのように記憶しています。

このようなものとか、
またあとでお話ししますが、
そういうものをまとめてやっていただければ、
かなり資料の裏づけが見えてくるのではないか。

いきなり清算B/Sというのではなくて、
それとつながっていく数字があって、
初めてその数字というものも、
瞬時でとらえたものでありながらも、
過去の背景を全部そこに反映してみることができるだろうと思います。


もう一つ、
どのようにまとめたらというところで、
整理していて確認できない資料、
「どこへ行ったらそれが分かるのか」
というものもやはりあるのです。

特に指導のときに言っていただきたいのは、
借入をしたときに、
だれが連帯保証人になっているか、
どういう契約になっているか。

借入の金消契約の控えを取っているところは案外少ないのです。

慌てて聞いてみて、
聞かれた銀行のほうも
「なんでそんなことを今、聞いてくるのだろう」
と当然思うと思います。

そうやって慌ててするのですが、
それを機会に、
これとこれは毎年見る資料で必要なのだということが、
社長そのものも十分に理解できてくるようになると思いますので、

ぜひそのような形でやっていただければいいと思います。

活用法としては、
自分の会社はどんな力があるのかということも見えてくるでしょうし、
問題点がかなり浮き彫りになる。

それと、
日ごろ作っておくと、
何かのときに、
例えば先生がたのところに相談に行く、
あるいは弁護士のところに相談に行く、
「もうこういう状況で、何とかしたいけれどもどうだろう」
といったときにも、
自分で作った資料ですから、
資料の中身を全部説明できるわけです。

そういう資料を持って相談に行くことになると、
相談を受けたほうもすぐその場で一緒になってスタートが切れるので、
無駄な時間もなく、
スピーディに物事が解決できることになるのではないかと思います。


それから、
ここに赤い字でちょっときつい言葉を書きましたが、
会社のお葬式のシミュレーション。

今は生前にお葬式をやる人もいたりするようですが。

もう一つは、
会社の中身を全部表に出すという意味では、
デスクローズ経営の一つのツールとしても
活用していただくことができるのではないかと思います。


これらの資料は、
本当にいざとなったときには
弁護士が必ず必要とする資料ですから、
ぜひやっていただきたいと思います。


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posted by 寛良 at 12:47| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇清算貸借対照表の作り方と活用法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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