リスク・カウンセラーとして十数年が経ちます。
今日までに1000件を超える経営者からの相談を受けてきました。
そして、数百件の企業再生や整理の生々しい場面に立ち会ってきました。
経営者と共に徹夜をして資料作成をして企業の再生を果たしたり
ときには、家族とともに涙ながらに破産の後片付けに立ち会ったりもしてきました。
経営者が見栄を捨てきれず…
いつまで経っても家族を一つにまとめられない経営者と話し合うとき
空しい気持ちになってきます。
そんなとき……
みんなが心の中を裸にして…
トコトン話し合って経営危機を乗り越えた家族の顔を思い出します。
「もう少し様子を見てみようか…」とは思うものの、
経営危機を乗り切るためには十分な時間がないことをわかってほしい。
クライアントとの接点が、どこまでが仕事なのか……
どの時点に到達すればクライアントが満足するのか
どうにも先が見えてこないままいたずらに時間のみが経過する相談は
「リスク・カウンセラー」にとってこの上なく肉体の疲労を感じさせるものです。
そんなとき……ふと思うのは……
「リスク・カウンセラーなんかもう止めようかな……」と。
そんな、投げやりな考えをする自分ではなかったはずなのに……。
そもそも「リスク・カウンセラー」として
中小零細企業経営者の相談を受けるようになったのは…
「自分と同じ轍を踏まないように、元気で明るく勢いのある経営をして欲しい……」
と言う想いからだったのだから……。
自分との波動が合わない「見栄っ張りの経営者」にも
敢えて正面から受け止めていくことにしようと
決意を新たにしています。
疲れた心を癒してくれるのは……「花」?……それとも????
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