2018年05月01日

〜RFCMレポート・休刊のお知らせ〜

〜「壺中日月長」の葉書との出会い〜
 5月4日の誕生日に、一枚の官製葉書が配達されてきた。葉書をいっぱいに占める太い筆文字で書かれていた言葉が『壺中日月長』でした。
 あるとき秩父の一番札所・誦経山四萬部寺にお参りしたときに本堂の屋根普請の寄進をしたことに対するお礼の言葉と、“壺中日月長”とは「大それたことを望まず、壺の中のような小さな世界でも十分に満足した生活が送れますよ」と言う意味なのですと添え書きがありました。
 昨年4月のある日の未明に救急病院に搬送され、一命を取り留め3週間の入院の後、あらゆる“道”を正しく歩くために体力、知力を取り戻し、早々に社会回復と社会貢献を願うも想いと実態との乖離を縮めることに焦りを感じていたことを、あたかも知っているかのように誕生日に届いた一枚の葉書。
 体力が回復したら、一年間、ほとんど停止していた事業を再開し大きく再起することを模索して臨んでいた第二の人生に対する考え方を、大きく変えてくれるものでした。

〜お陰さまで14年3ヵ月、173号〜
 平成16年2月に創刊し永年に亘ってご愛読いただいてRFCMレポートは173号となりました。
 思い起こせば、当初はインクジェットプリンタで毎月200枚のA4版の両面に印刷をしていたものでした。それから十数年が経ち、多くの方々にお届けしたいという想いから今では3誌が2000組にも膨張してしまいました。
 さまざまなリスクに対して取り組んでおられる先生方の活動内容を中小企業の事業主やご家族の方々に対してお届けすること、また、リスクを自ら体験した人々の「辛い状況にある人々を見て見ない振りをしないで!」という赤裸々な想いを、本誌に託して代弁してほしいという気持ちに駆られて、発行してまいりましたが、社会構造の変容と共に本誌の役割も変わるべき時が来たと判断いたしました。

〜人生100歳時代への転換〜
 この十数年で社会は大きく変わってきました。
 少子高齢化問題や認知症問題をテーマにセミナーを続けてまいりましたが、国の施策が追い着かないペースで変貌する社会は『人生100歳時代』が、新たなテーマになっています。
 超高齢化により経済、経営、金融、年金、不動産、医療やインフラなど、混沌とする社会において見え隠れする弱者。それを駆逐する拝金主義の狭間で苦しむ人々に対する社会制度など、一朝一夕では解決できない出来事が問題となって噴出してくるのが、人生100歳時代の大噴火であり、如何にして冷静に取り組んでいけるのかが、私自身の課題でもあります。

〜「報本反始」を噛みしめて〜
 最近、永きに亘って本誌の発行にご協力いただいた諸先生や、情報を寄せて下さったクライアントの方々のお顔や、ふとした会話の言葉が思い出されます。そして、会話らしい会話のなかった両親の言葉や仕草らしきものが、頭をよぎり身体を動かすことがあります。また、かつて潜在意識の勉強をしたときに感じてきた「天地や祖先の力」が蘇ってきているように思うのです。今までに出逢った人々への感謝の気持ちや恩に報いる気持ちは当然なのですが、
自分自身がいるそもそもの原点や自分が存在している根本に対して、しっかり『終活応援ノート』に書き続けていかなければいけないと『報本反始』を噛みしめたいと思っています。

〜RFCMレポート・休刊のお知らせ〜
 突然のことで恐縮です。永年に亘りご愛読いただいておりました本誌は、新たなる意識の基に内容を大きく改編し、新時代に即した皆さまのお役に立てていただけるニュースレポートを発行するべく専門スタッフと準備体制を構築することになりました。誠に勝手ながら休刊とさせていただきたく、多くの愛読者の皆さまに重ね重ねのお礼を申し上げると共に、新たな紙面の編集に向けて、ご意見などいただけたら幸いです。
 本当に、ありがとうございました。(細野孟士)
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posted by 寛良 at 13:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◆ある日、ある時のこと… | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月01日

新聞も明かすマイナンバーの裏の真実

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リスクのクスリ
新聞も明かすマイナンバーの裏の真実
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◆貴方のマイナンバーが預金口座に付番される

29年12月31日の日本経済新聞によると「マイナンバー預金に付番」と称してこの1月から預貯金口座への付番が開始されると報道されていた。
 このことは当社【資産形成塾】では講師である富永税理士が口角泡を飛ばす勢いで何度も解説していたことだった。
 普通預金にまで付番されると解説していたのは1年以上も前からだった。
 TVや新聞の記事を深読みして受講者に伝える分析型の富永税理士が作成した昨年一年間の資産形成塾での受講記録をもう一度読み直していただきたい。

 記事によると・・・・
 具体的には口座開設や住所変更の際などに、金融機関はマイナンバーの提供を求めることになる。ただし、義務ではなく任意であるという。
 問題なのはその目的である。預貯金にマイナンバーを付番する目的は2つあるという。

 1つ目の目的は、国税当局による調査の効率化であり、2つ目は、ペイオフ対策だという。
 「調査の効率化」とは、納税者の申告に誤りがないかをチェックする税務調査に際し、金融機関に対して、調査したい納税者のマイナンバーを示し、特定のマイナンバーの預金者情報をすべて提供させることができるのだ。
 そうすることによって、例えば生活保護を申請した人にも隠し持った預金がないかが、付番されたマイナンバーによって容易に照会出来るようになるのだという。だからマイナンバーは不正者を追及する伝家の宝刀となのだという。

◆すべての預金者に対し平等の対応をする正義がある

 2つ目のペイオフ対策は、万一、銀行が破たんした場合に、一人当たり元本1000万円と利息が保護されるが、預金保険機構は・・・・富裕層の預金者が複数の預金口座を持っていないか従来より確実にチェックすることが出来るのだ。
 例え、複数の預金口座を持っている場合であっても元本1000万円と利息が保護されるのみで一律に足切りされるのだ。
 それもこれも、預金口座にマイナンバーを付番したことによる最大の効果だと云える。
 現在の金融機関の経営環境を鑑みると、一行の金融機関に複数の口座を持っている場合保護される金額は前述の通り一定額といえる。
 それを考慮すると、いま一つの金融機関にある預金口座は、複数の金融機関に分散して移転させる必要があるといえるのではないだろうか。
 17年にマイナンバーの個人認証機能を使ったサービスが始まり、11月に本格稼働した「マイナポータル」で自分の番号がどのように使われているかを照会したり、行政サービスの利用を申請したり出来るようになった。マイナンバーカードをポイントカード代わりに使い、加盟する自治体が独自に運営するポイントと連動するなど、また、クレジットカードのポイントと振り替えたり便利さを引き出すことなど、多様化を模索しているようだ。


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ホロニックス資産形成塾のご案内

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当社では、28年間にわたって『暮らしと経営』のリスク・カウンセラーとして、多くのご相談をいただいてまいりました。近年の超高齢化社会を背景にした認知症の脅威とマイナンバー制度の背景に潜んでいる事業承継と相続対策のリスクに取り組むべく【資産形成塾】を開講いたしました。
 永年に亘る、国税庁で特別調査官としての実践体験から観た多くの争族失敗事例から、税制改正に備えた相続対策を支援する、きめ細かい対応を目指してまいります。

 主幹講師 富 永  徹 也 氏
一般社団法人 相続アドバンスト倶楽部   主宰 
JICA一 般社団法人 相続診断協会パートナー
昭和45年−広島国税庁入局 平成16年-中京税務署・副所長 平成17年-大阪国税不服審判所副審判官 平成19年-大津税務署特別国税調査官 平成22年-堺税務署特別国税調査官 平成24年-退官 平成25年-富永てつ也税理士事務所設立 平成26年-一般社団法人相続アドバンスト倶楽部設立。特別国税調査官としての実践を踏まえ、相続の現場から見える問題点をわかりやすく解説。特に相続専門家として資産家を守る「笑顔相続」の普及に努められています。
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2016年06月01日

クルマユリ

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Risk-Financial-Counselor-Management
       −Heartful Report−
【R.F.C.M ハートフル・レポート 第150号】テキスト版
         −2016年6月1日−
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ちょっと歳時記
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 5月半ば頃からすくすくと茎が伸びて、蒼くて堅かった蕾が薄い橙色に色づき始めると、ある朝…花弁の先が強く反り返るように開き、地味だった窓辺が一気に鮮やかに彩りを「クルマユリ」の開花によって一変する。
 一見してオニユリやコオニユリに似ているが花の付き方が違う。
 クルマユリの名前は、茎に対してクルリととりまくように葉がついている様子を車輪に見立てたもののようです。切り花ではユリの雄しべの花粉は厄介者ですが、受粉が終わると落下するようです。
【花言葉】純潔、多才な人、純愛、心安らぐ人、陽気、沈黙、神聖、潔癖症、毅然とした、群を抜くなど。


【PDF】でご覧になる方はココをクリックしてください。

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地域差に気づくのは、意外と難しい

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気になる! コトバのあれこれ
地域差に気づくのは、意外と難しい
『悩ましい国語辞典』
神永 暁 著/時事通信社 出版
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 この本が面白いのは、著者が辞書編集に携わってきた30年以上の実績での小さな後悔が含まれている点です。たとえば地域によって、ことばに違いがある場合、ある程度公平に辞典に盛り込む必要がありますが、それが漏れてしまったケースです。

 ひとつは『スコップ』を『小型のシャベル』と説明してしまった例。穴を掘ったりするときに使う道具の呼び名は、東日本と西日本で異なります。前記の説明は、西日本では正しいのですが、東日本では『シャベル』が『小型のスコップ』になります。ほかにも、人名や地名で『○谷』とあるとき、この谷をヤと読むのは、新潟、長野、愛知県以東です。それらより西では、ヤと読みません。漢字辞典の谷には、訓としてタニ、音としてコクだけを掲載して、ヤはありません。東京にある渋谷は、全国レベルで有名な地名ですが、このヤも漢字辞典には掲載されていないことになります。

 東西両方のことばを網羅するのは、本当に大変そうです。

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posted by 寛良 at 10:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆ある日、ある時のこと… | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月02日

初詣は・・・・初めて行く『池上本門寺』

東京に住んでいながらにして・・・・
「池上本門寺』に初詣をするのは初めてのこと。

仕事では・・・・池上通りと周辺の道は何度も通っているのに・・・・
お参りに行ったのは今回が初めてだ。

山門を入り・・・・加藤清正が寄進したと言われる
96段の急斜度の石段を昇ると・・・・大きな仁王門。

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参拝した時間が午後3時半頃だったので・・・・
参拝客が多すぎて参拝に時間がかかることなく・・・・
『力道山』の墓所があるという案内に誘われて・・・・
ちょっと寄り道をして・・・・。

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池上本門寺は正式名称は『長栄山大国院本門寺』。

1282年9月に病身の日蓮上人が身延山を出て
常陸(茨城県)へ 湯治のために向かう途中・・・・
武蔵国池上郷(東京都大田区池上)の『池上宗仲』の館に到着し
同年10月13日になって入滅したとのこと。

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その後・・・・『池上宗仲』は法華経の字数(69,384)に合わせて
六万九千三八四坪を寺領として寄進し
現在の「池上本門寺」と呼ばれるようになったという。

posted by 寛良 at 20:20| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆ある日、ある時のこと… | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする