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気になる! コトバのあれこれ
使いこなせなくても支障はないかも
『使いこなせたら一人前 社会人日本語』
山本 晴男/クロスメディア・パブリッシング
『使いこなせたら一人前 社会人日本語』
山本 晴男/クロスメディア・パブリッシング
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この本は、社会人ならではのことばを広く浅く紹介しています。ここでは、ビジネスの場以外ではあまり使われない話しことばを取りあげてみたいと思います。
まず『出禁(できん)』。得意先を持つ身で、これほど怖いことばはありません。出入りを禁止されることです。とくに何らかの理由で得意先を怒らせてしまい、その会社の敷居をまたげなくなることです。
次に出張のときなどの『あごあし』。あごは食事代、あしは交通費のこととあります。「先方があごあし持ってくれてね」と言えば、費用を負担してくれたという意味になります。
最後は『けいつね』。計上などの同音異義語があるため、経常利益を『けいつねりえき』と言います。これに限らず、意味をはっきりさせるための言い換え表現は、頻繁に使うようになるまでは咄嗟に漢字に置き換えられず、とまどうのではないでしょうか。
次に出張のときなどの『あごあし』。あごは食事代、あしは交通費のこととあります。「先方があごあし持ってくれてね」と言えば、費用を負担してくれたという意味になります。
最後は『けいつね』。計上などの同音異義語があるため、経常利益を『けいつねりえき』と言います。これに限らず、意味をはっきりさせるための言い換え表現は、頻繁に使うようになるまでは咄嗟に漢字に置き換えられず、とまどうのではないでしょうか。
タイプの異なることばを選びましたが、これらのことばをお使いでしょうか。働き方が変わって、口頭での情報交換が減ると、こういったことばも使われなくなるかもしれません。