2018年03月01日

ひとり暮らしの高齢者にちょっとした配慮を

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ひとり暮らしの高齢者にちょっとした配慮を=================================================================
なるほど納得・・・・不動産!!……No.052   株式会社ありがとう・不動産
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 今月は、不動産に関係する東京都品川区の新しい取り組みをご紹介します。品川区は2018年度から、ひとり暮らしの高齢者の転居を支援する事業を始めます。この背景にあるのは、高齢者(特にひとり暮らし)の場合、新たに賃貸住宅を契約することが非常に難しい現状です。貸主の立場から考えると、高齢者が住居内で死亡した場合、いわゆる事故物件となり、それ以降の賃料が大きく下がり、次の入居者を見つけること自体難しくなるのは困りものです。その高齢者がひとり暮らしだった場合はさらに、ご遺体の発見が遅れたり、遺品の処分に困ったりすることも大きな不安要素となっています。そういった事態をカバーする保険商品もありますが、東京23区のように住宅需要の高い地域の貸主は、高齢者以外の入居者が見つかるだろうと考え、高齢者からの入居申込を受けつけるには至らないようです。そのいっぽう、高齢になると体力も衰え、バリアフリーの1階や小さめの間取りに引っ越したいといったニーズが生まれます。これらの事情を踏まえ、品川区は、緊急時に駆けつける親族などの保証人がいなくても高齢者が転居できる仕組みをつくったのだと思われます。
 具体的には、品川区から業務委託された品川区社会福祉協議会が物件探しや契約の相談に応じたり、入居後の安否確認から死後の家財処分、葬儀の手続きまで一括で対応したりする予定だそうです。ただ、これらの支援を受けるには、高齢者の収入等に一定の制限があります。また、こういった取り組みは、全国でも珍しいもので、品川区外の高齢者は支援を受けることができません。しかし、ひとり暮らしの高齢者は、グラフのように急速に増加中で、今後も増え続けると予測されています。(出典:内閣府 http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2017/html/zenbun/s1_2_1.html)

 グラフの緑の点線の左側が実績で右側が予測です。このグラフから、いくつかのことが見てとれます。最初に、高齢者のひとり暮らしの割合は、性別を問わず、増加の一途をたどっている点です。これは、家督相続の概念が失われたこと、親と子の生活圏が異なるケースが多いこと、非婚率が上昇していること、施設に入居するにも費用面や順番待ちなどの問題が多いことなど、数多くの原因が考えられます。次に、ひとり暮らしは、男性より女性が多い点です。こちらは、男性が年上の夫婦が多く、また女性のほうが平均寿命が高い傾向が続いていることなどが理由と思われます。ここで問題になるのは、通信技術に疎く情報にアクセスできない、いわゆる情報弱者や行政に支援を求めることを苦手とするのは、相対的に男性よりも女性が多いことです。

 そこで弊社では、家に関する困りごとを抱えた高齢の方々に対してできることがないか模索していきたいと考えています。行政のように多額の資金があるわけではありませんが、できる範囲で工夫をしたいと考えています。もし、お近くにそういった高齢の方がいらしたら、弊社につないでいただけないでしょうか。よろしくお願いします。

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