2018年02月01日

動物を1頭、2頭と数えるようになったのは

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気になる! コトバのあれこれ
動物を1頭、2頭と数えるようになったのは
『日本の助数詞に親しむ』
飯田 朝子 著/東邦出版
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 ものを数えるとき数字のうしろにつける助数詞が、数多く登場するこの本から、『頭』をご紹介します。
 人間以外の生き物を数えるとき、人間が抱きかかえたりできるような、人間より小さい生き物には『匹』、それ以外に『頭』を使うのが一般的だそうです。ただ、バクテリアや菌といったとても小さな生物は一個、二個と数えたり、「バクテリア4000株を培養」のように『株』を使うといった例外はあります。いまでは誰もが使っているこの『頭(とう)』ですが、比較的新しいことばで、それまでは大きさに関係なく『匹』を使って数えていたそうです。(昔、同じ『頭』でも『ず』や『かしら』と読み、牛や犬、鳥、魚を数えるのに使われていたことがありますが、現在の『頭(とう)』とは異なる助数詞です。)
『頭』を最初に使ったのは、1882年に開園した上野動物園です。西洋の動物学の資料を翻訳する際、動物の頭数(あたまかず)を数える英語の『head』を直訳して漢字の『頭』を当てたことが始まりだそうです。その後20世紀初頭の文学作品で、牛や馬を『頭』で数える例が見られるようになり、大きな動物を『頭』で数える習慣が定着しました。

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