2018年01月01日

意外と説明できないことばの違い

================================
気になる! コトバのあれこれ
意外と説明できないことばの違い
『似ている日本語』
佐々木 瑞枝 著/東京堂出版
================================

 なんとなく違う印象を受けるものの、どう違うか訊かれても答えに窮する似ていることばが説明されているので、ここでいくつかご紹介します。
 まず最初は『素晴らしい』と『すてき』。どちらも優れていて感心させられる様子を言いますが、『素晴らしい』が客観的な評価であるのに対して『すてき』は主観的な感情です。「すてきなプレゼントありがとう」といった場合、プレゼントの値段や品質というより、自分のセンスに合っているという意味だそうです。
 次に『美しい』と『きれい』。どちらも「色・形・音」などの調和がとれていて快く感じられる様子。『きれい』には「清潔である」「整然としている」という意味もあり、人の容姿にはどちらも使えますが、「美しい部屋」(部屋のレイアウトが素晴らしいなど)と「きれいな部屋」(掃除が行き届いている)とでは意味が異なります。
 最後は『本心』と『本音』。『本心』は隠れている本当の気持ち、『本音』は隠れている本当の気持ちを言葉に出して言うことだそうです。万引きをした男が「すみません。本心からしたことではありません」とは言えても「本音からしたことではありません」とは言えません。

169-似ている日本語.jpg
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]