2016年10月01日

保険はいつ加入したらよいか?

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保険はいつ加入したらよいか?
ファイナンシャルプランナー   山 口 晶 子
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 「保険に入ろうか迷っている」「本当に必要なのか判らない」「将来は保険に入ろうと思うが、まだ今はいらないかな?」これまで私は多くの方々から多様なご相談を承ってまいりましたが、相談をする側にもいろいろな迷いがあって加入するかを決めかねている場合は少なくありません。今回は保険加入の考え方の中でも「いつ加入すべきか?」という迷いに答えを導いてみます。

【いつでも誰でも入れる?】
 皆さんは生命保険のコマーシャルにどのような印象をお持ちでしょうか?目に付くのは「保険料が安い」や「持病があっても入れる」等の宣伝文句や素敵で優しそうな笑顔ですね。しかし言うまでもなく保険会社は営利を目的としていますので、心優しく親切な人達の集まりではなく、どんな人でも無条件に受け入れるわけではありません。

 保険に入りたいと思っても、加入時には「告知」と言って身体の状況を報告することが義務付けられており、健康状態によっては保険会社が契約を引き受けない場合も勿論あるのです。

 例を挙げると、健康診断の際に大腸にポリープが見つかったので直ぐに取り除いたとします。そのような経験をすれば念のため保険に入っておきたくもなりますね。しかしポリープの場所や保険会社により若干の相違はありますが、平均5年間は「がん保険」の加入は断られる可能性が高いですし、加入できたとしても不利な条件での契約になってしまいます。また健康診断で再検査になってしまうと黄色信号です。後の診断結果に問題が無ければいいのですが、中にはコレステロール値が高いために保険会社から加入延期との条件を伝えられ、その後10キロ以上の減量をして健康を回復し、ようやく保険をお持ちになった方もいらっしゃいました。

【適切な加入時期とは?】
 保険の基本は、月々の保険料を支払い、条件を満たした際に保険金を受け取る契約事です。そこで大切なのは契約内容がご自身の事情に合っているかであり、上手に保険を活用できれば人生を築いていく助力となり、とても有用なのです。

 具体的には、定期の掛け捨て保険では少ない保険料で大きな保障を得られますし、貯蓄性の高い終身保険なら、低金利の銀行に預けておくよりも有利な上、保険として機能する分、掛け捨て保険の削減が出来て一石二鳥です。さらに生命保険は税制面でも控除の対象であることを付け加えておきます。

 「いつ加入すべきか?」は人生のいつの時点で必要になるか?とも置き換えられますが、
最終的にはそういった保険契約の有用性を把握した上で、人生の現在と将来を見据え、要不要と加入時期をご自身で検討し判断して頂くしかありません。

 それでも保険会社との契約を有利な条件で行うためには、加入時期は大切であり大きな要素であることを覚えておいて下さい。健康状態に不安が無く、若年齢である程に、保険料も安価で済みますし選択肢も広いのが現実です。加えて、終身保険を活用し資金を運用するにあたっても長期の方が有利であることに説明はいらないでしょう。

 体の不調や健康診断の結果などで健康への自信が揺らいだとき、保険加入が頭をよぎるのは人の自然な心理とも言えます。しかし実際には「今は元気で健康に不安は無いし、もう少し先でいいかな?」くらいがちょうどいい時期かも知れません。


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【山口 晶子さん・プロフィール】

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 横浜市在住。ファイナンシャル・プランナー(AFP)株式会社RKコンサルティング 所属。 
日本FP協会会員。神奈川県ファイナンシャルプランナーズ協同組合正会員
ライフプラン、保険、年金相談の他、セミナーでの講師も務める。


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