2015年06月01日

物価上昇を超える中古マンション価格の上昇?

=============================================================
物価上昇を超える中古マンション価格の上昇?
=============================================================
なるほど納得・・・・不動産!! No.019 株式会社ありがとう・不動産
=============================================================

 3月の記事で、緩やかな物価上昇を目指す政府の意図とは裏腹に物価上昇の目標達成は難しそうだという数字をご紹介した際、物価指数に一定以上の影響をもつ家賃には上昇が見られませんでした。

 その一方で首都圏の中古マンションの坪単価はこのところ上昇傾向にあります。そのせいもあってか、首都圏の中古マンションの成約件数は前年割れが続いていました。(ご存知のとおり住宅関係は、季節変動があり、前年同月比で評価されます。)それが2015年4月度は、13カ月ぶりに前年を上回りました。

 坪単価が下落したから、中古マンションが売れだしたのだろうかとグラフにしてみましたが、そうでもなさそうです。前年を上回った2015年4月度の首都圏のu単価は44.55万円、東京都は59.74万円になります。その2年前の2013年5月度の首都圏のu単価は、40.11万円、東京都は51.62万円でした。2年間の上昇率は、首都圏約11.1%東京都約15.7%になります。

 賃金上昇が見られないことなどが原因か、u単価の高い首都圏では、専有面積の平均がやや下降傾向にあります。そうはいっても専有面積の広い物件が少ない東京では、下降するといってもそう大きな下降余地はありません。2013年5月度から2015年4月度の減少率は、東京都で約2.6%、首都圏で約1.0%と微減になっています。

 この坪単価の上昇傾向はおそらく、新築マンションの高騰、最近の円安傾向の影響を受けて増加した外国人による売買、東京オリンピック開催による地価上昇期待など複数の要因があると思われますが、日々暮らす家として中古マンションを検討なさっている方々にとっては、物価上昇を超える坪単価の上昇は望ましいものではありません。

 空き家のさらなる増加が見込まれる状況において、次の住み替え、つまり売却が可能な物件を予算の範囲内で見つけるには、いままで以上に丁寧に地域や物件を見ていく必要があります。これから利便性の向上が見込まれる再開発地域などを中心に、マンション価値と予算のバランスを細かく見ていかなければ、首都圏で希望の物件に出合うのは、難しいかもしれません。ただ、人気のある物件はある程度古くとも売買が成立するので、人気の衰えにくい立地や環境を備えた物件を探せば、まだまだ良い買い物をする余地はあると思われます。

138-不動産表.jpg

=============================================================


この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。