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気になる数字……603km/h
日本のリニアカーの有人走行最高時速の記録
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日本の超電導リニア・カーが、2015年4月21日に有人走行で時速603kmの世界最高速度を更新したという。一週間前の試験走行では時速590kmの記録を出していましたが、2027年に東京・名古屋間(280q)を40分で走行する営業運転を目指し中央新幹線の開通準備が進んでいます。
『磁気浮上式』の走行試験での最高速度記録の歴史は1973年に西ドイツで時速250kmの有人走行から始まり、1979年には日本が517km(無人)の記録を出すという、西ドイツと日本の開発競争により記録更新されています。
1999年4月14日・A51の編成による552km/h(有人・5両編成)の日本記録はギネス認定されていたが、603kmもギネス申請されるようです。
実際の営業運転時におけるスピードは時速505kmを予定しているようだが、この開発記録を更新している背景には、超電導マグレブを他国向けに輸出する予定であり、米国ワシントンとニューヨーク間を日本のリニア・カーで結ぶプランも浮上しているようです。
因みに、鉄輪式の日本の記録は1996年・新幹線955形電車による443km/hでしたが、その後2007年にフランス・TGVの574.8km/hが記録を更新しています。
明治2年(1869年)に、イギリスの支援による新橋−横浜間の鉄道開通から146年目の今、世界をリードする車両・開発設計技術とソフト(運行管理システム)技術は日本の誇るべき産業として広く世界に貢献することでしょう。
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