2015年04月01日

企業再生のスクリーニングでの必須用件!

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リスクのクスリ
企業再生のスクリーニングでの必須用件!
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◆スクリーニングは再航海のための総点検

 経営危機に遭遇した経営者が会社を再生するためにしなければならないことは会社の実態を再生を支援してくれる専門家に隠すことなく、すべてを開示しなければなりません。
 会社を船に例えるならば経営者は船長です。
経営危機に遭遇したということは、岩礁に乗り上げたり、悪天候に耐えられなかったり、燃料が尽きたとか、難破寸前の状態で航海の続行が不可能な状態にあるということなのです。
 つまり、船体に損傷はないかを外観だけでなく船内の隅々まで総点検し、問題の原因が何かを追求するのですから、会社の「決算申告書」を5〜10年間遡り、原因を突き止めなくてはなりません。
 『B/S推移表(過去データ)=航海日誌』として捉えると、過去に遡って検証した決算履歴の中から、ヒト、モノ、金の重要な問題点や矛盾点を見つけることができます。
 腐った食料、違法な物資や過積載、犯罪者、狂った時計や羅針盤、船長の病気…、などのように、様々な問題点を見つけることができるでしょう。
  そうして発見された問題点は、可及的速やかに改善したり、修理したり、置き換えたり…、と新たな航海が続行するための問題点を解決していかなければなりません。
 特に気をつけなければならないことは、トラブルが発生した原因を徹底的に追求し、絶対に再発しないような方策を立てなければならないのです。
 補修した船体は万全か?、物資は規定積載量を守り、駆動機関と燃料の補充は十分か、乗組員への教育はできたか、事務分掌と責任体制は明確か、船長・乗組員の健康状態は問題ないか、そして、何よりも羅針盤と時計が正確に方位を指し、指針は正確か?などの徹底した確認が重要となってきます。

◆目的地までの海図は安全航海の必携品

 船舶の運航には航海用海図と水路図特殊図があり、海の基本図とされています。航海用海図には総図、航洋図、航海図、海岸図、港泊図の5種類があり、港の出入りや、潮流の早さを示す海流図や潮流図など、船舶の大きさや航路によってパイロットチャートを必要としています。
 船長は、多くの人命を預かり、多くの貨物(財産)を積載しているという重責があることで資格を取得して職務に就いている。
 しかし、中小零細企業の経営者は、従業員やその家族へ安定した報酬を分配することと、株主や取引先への責任を果たさなければならないという大きな責任があるが、船長のような身を投じるまでの覚悟をもたないまま経営に当たっている。
 自身自分のことを振り返り猛省していることは、勢いで会社を設立し、わずか10年間で年商30億円の企業となり挙げ句の果てに倒産してしまうという状況に至るまで、経営者として修得しておかなければならないスキルを身につける間もなく、修得することもないまま、見よう見真似で多くの障害を必死で解決していたことを思い起こすのです。
 あえて自分の失敗経験を暴露することは、過去の失敗の記憶を整理して記録として綴り続けていくことと、経営危機に陥って経営者からの相談を受けることが、自分に与えられたミッションだと思っている。
 事故のあった事実が航海日誌や海図に記されるように経営者が陥りやすい過ちを伝え続けることの大切さをひしひしと感じています。
 経営者が定期的に経営技能や知識を学び、小さな問題を蔑ろにせず、『事業改善計画書=海図』と心得て、安全な航海を続けることを心から祈っています。

136ー三種の神器挿絵.jpg


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posted by 寛良 at 13:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■【RFCレポート】リスクのクスリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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