2014年09月01日

ガラスとダイヤは、もとは同じ言葉?

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気になる! コトバのあれこれ
ガラスとダイヤは、もとは同じ言葉?
『日本語スケッチ帳』田中 章夫/岩波書店
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 外来語は、英語やオランダ語など複数の言語から入ってきています。「日本語スケッチ帳」では、日本語の雑学のひとつとして外来語の変遷がとりあげられています。おもしろいと思ったのは、日本語になって意味が限定されたり変化したりしたケースです。

 "lemonade"は、レモン果汁に砂糖と水、あるいはソーダ水を加えた飲み物を指す英語ですが、日本に入ってきて以降、発砲しない前者は「ミカン水」を経て「レモネード」と呼ばれるようになり、発砲する後者は「ラムネ」と呼ばれるようになりました。

 宝石のダイヤモンドは、英語では、"diamond"、オランダ語では、"diamant"と書かれます。英語のほうは、日本に入ってきても、宝石のダイヤモンドを指しますが、オランダ語のほうは、「ガラス切りの道具」の呼び名として「ギヤマン」といわれ、のちに「ガラス・ガラス器」の意味になりました。

 意外な変遷をたどった外来語は他にもあるのかもしれません。

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