2014年09月01日

リスク・カウンセラー奮闘記−124

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リスク・カウンセラー奮闘記−124
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●眼には見えないものに怯える人間たち?

 代々木公園に行ったとのある人が蚊に刺されたという情報から、どうやらデング熱のウイルスをもった蚊がいるようだとわかった。
 そして、北海道をはじめとして全国各地に拡大しているのは蚊に刺された人間が媒体となって拡散しているようです。
 今までにウイルスの拡散は、鳥や豚、そして蚤や蚊などといろいろありましたが、人間が汚染媒体となっていたなんて・・・・人間も動物なんだ・・・・という事実をしっかり受け入れるときなのですね。

 東京都では、代々木公園を封鎖して殺虫駆除剤を噴霧するというが、公園内を生息地としている蜘蛛やテントウムシや蝉など数十種類(思いつくのはその程度)の昆虫たちにとっては、いささかはた迷惑というもの。
 一般的には目には見えないミクロの世界の生物たちに、怯えたり、苦しんだりしているのは人間だけたけなのだろうかと、ふと思う?
 山や川や海に棲む様々な動物たちには、科学の力をもって対抗する術などないわけだから、死に至る病にかかった動物は自ら死ぬ場所を選び、やがて土になるという。
 野生の動物たちと違って、人間は、人間の生命を阻むようなモノが見つかると、科学の力で抵抗しようと努力し、誰かが…、いつか…、自分を助けてくれるに違いないというような期待をもって日々の生活をしていることに気がつきます。
 【ウイルス】は、生命の最小単位である細胞をもたない「非生物」と分類され、他の生物の細胞を利用して、自分自身を複製できる微小な構造体で、タンパク質の殻とその内部にある核酸で構成されている…、というのだから、自分自身を増殖するための生物が死んで土となってしまっては増殖は止まると言うことのようです。
 野生動物たちには、『死生観』などというものはないだろうし、人間には想像すらできない種の保存のための行動があるようです。

●自ら蒔いた要因で混乱するのも人間?

 自分だけは死なない、自分の家族だけは死んでほしくない…と、親の看護を続けている人々の想いはいつの時代にも変わらない。
 人間が死に至る原因には事故死、殺人、自殺、栄養失調、老衰、戦死、そして病死などが考えられます。その中には思いもしなかった原因もあれば、人間自身が文明の発展と共に作り出したモノに起因しているものや、人間の心の問題に起因しているものもあります。
 また、病気にかかって不治の病と診断されたり、余命宣告を受け、お医者さんに身を委ねることになるまでには相当の時間と覚悟が必要となるのも人間なのです。
 ある介護を続けている人からの話では、自分たち人間が、病気であることの意味を理解し、生かされていることの意味を感じ取り、死ぬことの意味を理解できるには、自分や周囲の人々に対する想いと共に多くの疑問を抱き、考え、悩み、心の底から苦痛を感じることから…『死生観』が固まるのだと聞かされました。

 話は大きく変わりますが、事業経営者が経営破綻の原因をつくり、初めは一時凌ぎの行動のつもりだったことが、後々になって大きな危機要因になることは分かってはいるのですが、その時の経営状態を事実に反して美しく装い快適に過ごすことを優先した結果であったことは、人間らしさが産んだ混乱なのでしょう。

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