2008年06月24日

■R.F.C+M Report-No.054■

【R.F.C+M レポート】第054号

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RISK&FINANTIAL−COUNSELOR REPORT
【RFCレポート  第54号】テキスト版
−2008.6.24−
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     RISK&FINANTIAL−COUNSELOR REPORT
     【RFCレポート  第054号】テキスト版
            −2008.6.24−
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【ちょっと歳時記】
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灯火(ともしび)の
 光りに見ゆる
  さ百合花
ゆりも逢はむと
  思ひそめてき
   (内蔵縄麻呂)

P1010120.JPG

「ゆり」とは「後で…」と云う意味があるとか…。 
百合の花が灯火のように見えてきて、また後で逢いたい
というように思えてきたという意味だそうです。 

万葉の人々が歌に託して読んだゆりの花には、
静かに燃える恋心が込められていたのですね。

 
ユリは
「テッポウユリ型」「ヤマユリ型」「カノコユリ型」「スカシユリ
型」
の4種類に大別されていますが、
山に咲いている小さなササユリは
丸みがかった葉と茎に特徴がありとても可憐な国産種の花です。
 
世界では100を超える種類があるそうですが、
写真のように筒状で長いのはテッポウユリの種類です。 

それと私…早百合ファンでもあります…ン?。


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リスクのクスリ
【中小零細企業の倒産件数が増加傾向に…「借入金相関図」は家族を守る】
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◆会社と個人が一体の小規模企業の宿命


 38歳のA氏。15年勤めたサラリーマンから独立して会社を設立、出来たての真新しい名刺には「代表取締役」と印刷されている。
 設立した社長はすぐに中小企業制度融資の「創業融資」を申し込んだ。保証協会の保証付きの借入なのに、なぜか社長が連帯保証人にならなければ借り入れをすることはできない。
 サラリーマン時代には連帯保証人ということは全く無縁なA氏だったが、金利が低い公的融資は万一に備えて借りておくべきと判断した。これがA氏が初めて連帯保証人となった瞬間だ。
それから事業は順調に推移した。売上げ規模も大きくなり運転資金のボリュームも当初の数倍になっていた。大きな受注がとれたが資金が足りない。借換えの融資枠を拡大して貰うためには、妻を連帯保証人に加えることが条件だった。一番避けたかったことだが、妻と相談して受諾することにし融資を受けた。
 
 B社では、”父親が高齢になってきたので…”ということから、一緒に仕事をしていた息子のB氏が会社を継ぐことになった。
 「今日から俺が社長か…」としみじみと名刺を見る。「代表取締役」と印刷されている。
 先代社長の父親と一緒にお客様と取引銀行へ挨拶に回るのが初めての仕事だった。挨拶回りに行った翌週に取引銀行の次長と担当者が会社に訪ねてきた。
 「早速で恐縮なのですが、融資関係書類に新社長のご署名をお願いしたいのですが…」と慇懃なご挨拶と共に書類をテーブルに広げ、先代社長の名前は残したままで、B社長の署名を要求してきた。
 
 中小零細企業が金融機関からお金を借りるとき、ほとんどの場合、社長が連帯保証人になるのはやむを得ないとしても、その家族までもが連帯保証人にさせられるのは、中小零細企業の宿命であり、「会社の債務=個人の債務」の構図は避けて通ることはできない。


◆連帯保証人は鎖でつながれた債務奴隷


 A氏の創業した事業や、B氏の父親から引き継いだ事業がいつまでも成長し続けて、借入債務がゼロになっていれば連帯保証人も安心していられるのだが、必ずしも順調に推移し債務がゼロになるとは限りません。むしろ、事業の拡大路線を選択すると資金繰りは益々きつくなってくるのが一般的で、借入債務の増加は必然的なものとなります。 

事業の規模が拡大している中で、急激な売上高の減少があると一気に資金繰りが厳しくなります。借入金の返済や滞ったり、支払手形の決済ができなくなったりすれば、ただちに、「倒産の危機」ということにもなりかねません。
 数ヶ月間にわたって金融機関への返済が滞ると、銀行内では支店窓口の手を離れ、取扱窓口が管理部門に移管されてしまいます。
 毎月、約束した期限までに弁済ができなくなった場合『期限の利益が喪失した…』ということになり、一括弁済を求められることになります。 管理部門は、積極的に回収の手段を講じる窓口ですから、当然のこととして「連帯保証人」に対し、催告書を送達し、元金と遅延損害金を一括して弁済するよう請求してきます。
 
 連帯保証人は、離婚して妻が旧姓に戻そうが、その債務を連帯保証人の誰かが弁済するか、債権者が放棄するか、個人破産をしない限り消滅することはありません。

 
◆「借入金相関図」は家族を守る


 事業主の家族が、たいした認識もなく、金融機関や社長に求められるままに会社の資金繰りに必要な借入金の連帯保証人になっているケースが目立ちます。事業が順調なときこそ「どの借入金に対して、誰が連帯保証人になっているのか…」をきちんと把握しておくことをおすすめします。それが『借入相関図』です。

 『借入相関図』を作成しておくことによって「どの借入金を優先して弁済したほうがいいか…」が一目瞭然で分かるわけです。
 小規模事業の経営者は、常に経営の危機にさらされている場合が多いので、家族ぐるみで借入債務に対するしっかりした危機管理をしておくべきであります。
 『借入相関図』には、会社の借入金のみを列記するのではなく、社長が個人で借り入れして会社に貸し付けている…いわゆる「社長貸付」として計上している場合、サラ金などの借入先もしっかり書き出しておくことが必要です。

 『借入相関図』に、必ず書き加えておかなければならないのは、社長が友人や取引先から頼まれて連帯保証人になっているといった「保証債務」があります。
 こうした「保証債務」は普段は見えないだけに危険を孕んだ債務なのです。
 万一、社長が急逝してしまったような場合に、そうした債務があることを知らずに、プラスの資産だけを相続手続きをしていたとしたら、後になって出てきた「保証債務」を相続人として相続しないわけにはいかないからです。
 これは事業主の家族だけに言えることではありません。家族一人一人の債務がどのようになっているのか、お互いに知っておくことが大切だということです。
 経営者が必要なのは、経営危機に対する予防のノウハウです。経営危機に陥ってから法律の専門家に相談しても殆どが手遅れです。万一の事態にならない予防対策のご相談はリスク・カウンセラーにご連絡ください。


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【部下を人材に育てる」という真の意味】
 
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●こんなロボット部下で、いい組織なのか?


 ぼくは以前から、「こんないい加減な部下は、持ちたくない」と思ってきました。
 たとえば経営者、役員や部長に「・・の件は?」という内容のFAXを送ります。
 「件は?」というからには、回答や返事を求めていることは、常識で判断できます。
 ところが相手の幹部が、数日間の出張や所要で、留守をしていることもあります。
 すると肝心の相手は、FAXは見ていないから、そのままでは回答や返事はきません。
 FAXの内容次第では、長時間の放置もできないから、電話などで連絡をします。
 こんな場合の相手(部下たち)の返事は、判を押したような決まり文句が多いのです。
「…は、出張中で不在ですが」
「…は、休暇中で今週いっぱいは出社しません」
「…は、席を外していますが」(確認したら退職のことさえあった)
 FAXを見たのか確認すると「自分宛のFAXなら見るが、そうではないから見るわけがない」という、感情をあらわにした返事ばかりでした。

 ところが1回だけ、韓国の出版社から、こんなメールをもらったことがあります。
 「編集長はただいま日本に出張しており、何月何日まで滞在予定です。本人には連絡を入れましたから、先生の携帯に当人から直接連絡を入れると思います・・」
 このメールが、編集長の部下からのものです。こんな部下こそ"人材"と思いました。
「それは特殊なケースでは?」という人もいますが、日本の出版社でも、先に紹介した"判を押したような決まり文句"の印象以外はありません。
 いろんな場所でよく、"人材"(人育て)という言葉を聞きますが、「思考停止したまま、安易な惰性で使っている言葉ばかり」という気がしてなりません。

●本当の人材で、集団を組織力に蘇生せよ


 以上の例でわかるように、「自分に宛てたFAXじゃないから、見てません」と澄まして語るような"塵材"を、自分の部下にはしたくないと、ずっと思ってきました。
 近く募集する秘書の場合は特に、以上のような着眼で採否を決めたいと思う昨今です。
 数多くある仕事や立場の境界には、線引きで区切れるものもあれば、境界が定かでないものや状況も生まれるもの。 そういう状況下では思慮を働かせ、その場にいる者が乗り出して、組織の回転を潤滑にする必要があります。
 しかし現在は、「境界線の外のことなんか知るもんか」という人間が増え過ぎました。
 マニュアル人間、いや、マニュアルロボットの大増殖です。
 こういう思慮分別なき思考停止人間の大増殖の責任は、もちろん当人にありますが、会社にも社会にも、いや学校教育や家庭の父母にもあります。
 ここで責任論を深めると、際限がなくなりますから、先へ進みます。
 要するに、「人材育成」「顧客主義」「サービス」「人づくり」などの言葉を、本当に大事にする組織なら、先に紹介した韓国の出版社のような、上司の立場、組織の果たすべき役割を考えた仕事をする人間を育てたいものです。
 「自分宛のFAXではないから、見るもんか」と考える部下が多い組織は、いい組織でも強い組織でもない。外観は組織でも、その実は中身が空洞のバラバラ集団に違いない。


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【ありがとうの思い出−05】
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 23才で亡くなった妹に「ありがとう」の言葉を贈りつづけています。
 兄弟姉妹の6番目に生まれた妹がいました。
5歳の時に突然高熱が出て、その高熱はなかなか下がらず、妹はぐったりしたまま一週間ほど苦しんでいる日が続き見ていても痛ましいくらいでした。
 ようやく熱が下がり食事をはじめ床から起きて歩こうとしたら、手足がもつれ歩けないことが分かりました。

 母が慌てて病院へ連れて行きましたがすぐには原因が分かりません。何度か通院するうちに、「脳性小児麻痺」であることが分かり高熱もそのためだったようです。

 急遽入院して脳の手術をしてもらったのですが、50年前の当時の医療技術では、「脳性小児麻痺」完全な治療方法は解明されていなかったようで、数年間の闘病生活の後、治療方法が見つからないまま退院し、自宅療養を続けることになりました。

 療養といってもこれと云った特効薬があるわけでもなく、しばらくは手術後の体力回復のための薬を呑んでいましたが、身体はどんどん衰弱し自分で歩くことさえ困難な状態になってしまいました。兄弟が遊んでいるところまで外出するときは乳母車に乗せて、その遊ぶ姿を目で追いながら一緒に楽しんでいました。

 だんだん話すことが不自由になり、言葉としてというより、「ハイ」と「イイエ」を顔の動きや目の表情で察しながら、家族は身の回りの世話をするようにしていました。

 狭い家でしたが、兄弟達の友達も積極的に遊びに来てくれて、身体の不自由な末の妹を囲んで一緒に遊んだりしてくれました。

 それぞれが外出していても、今日は誰が早く家に帰るか…を確認し合い、寂しげにTVを見ている妹とのことは、家族みんなの心の中にあったのだと思います。

 その頃の様子は…今でも頭から離れません。いま思うと、家族が結束していたのはその頃だったような気がします。十三年間も寝たきりだった妹のことを思うと、自由に身体が動く自分は、このうえなく幸せなのだと、毎日散歩に出かけるたびに、妹の聞こえない言葉で教えられているような気がしています。

 だから…、自分の身体は自分で管理することを心がけ、辛い人の相談にも嫌な顔をせずいつまでも耳を傾けたいと思います。


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【自分でも出来る不動産の簡易査定】
株式会社ありがとう・不動産  不動産コーディネーター 豊田泰幸
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◆不動産の価格はどのようにしてきまるのか?


 不動産の価格は、売りたいとき、買いたいときには、一般的には専門の不動産業者か不動産鑑定士に依頼して査定価額を算出してもらうことになります。
査定の方法には、公的な評価金額を必要とする場合に不動産鑑定士に依頼する「鑑定評価」と、不動産業者が不動産情報を基にした「簡易査定」によるものがあります。
不動産が競売されるような場合の「最低競売価格」とか、道路計画で収用される場合に提示される「評価額」などは不動産鑑定士による『鑑定評価額』を適用することになります。
私たちが、任意に不動産を売買する際は『簡易査定』によって金額を算定してもらうのが一般的です。
簡易査定とは、およそ3ヶ月以内に売買が可能な金額を云いますが、その時の、売主と買主の需要と供給のバランスにより微:妙に価格は上下しますので、査定金額が必ずしも成約予定金額ではありせん。


◆簡易査定額は情報を基に机上で行う査定額です。

簡易査定は…
◇物件データとして
・敷地面積・建物面積・間取り・・築年数
・眺望や隣地との距離
◇価格データとして
・公示地価・路線価・販売事例・成約事例
などを収集して概算価格を計算します。

特にビルなどの古い建物がある場合には、建物を建てた際に役所から交付された「建築確認書」の有無が大切で、確認書面がない場合には建物として評価されず、建物取り壊し費用が減価される場合さえあります。
最近では、ビルやマンションの耐震基準を満たしているかどうかが問題となっているように、建築した際に施工会社が作成した建築設計図や基礎工事図面や耐震構造の評価書などの有無は価格の変動要素にもなります。

 査定する対象物件の「路線価」と公示価格、成約事例価格、販売価格などとのそれぞれの「乖離率」を計算することがすべての始まりです。
@公示価格」÷路線価=乖離率
A「対象物件の路線価」×乖離率=対象物件の評価額

以下、@の計算は成約金額、販売価格、基準地価などからそれぞれ乖離率を算出して平均的な乖離率を求め、Aの計算をすれば良いわけです。

◇不動産は売り急ぐと安く、欲しい物件は高くなる


 「簡易査定」で期待以上の金額が出たからといって、売買される不動産価格は誤差が生じる可能性があります。
簡易査定はあくまでも机上の計算ですから、対象物件の周囲の環境や眺望、前面道路の状況、建物の管理状態などによっても大きく変わってきます。
 また、所有者の趣向が強調されたユニークな建物などは流通性が低くなり、期待通りの価格にならない場合が多々あります。
 不動産を売り急ぐときは売買価格を下げざるを得なくなる場合が多いですし、どうしても欲しい不動産は売買価格が高くなることを覚悟しなければならない:場合もあります。
 信頼できる不動産業者に早めに相談しておき、日頃から緩急自在な対応が出来るような考え方をもっておくことが大切なのではないでしょうか。


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【World Now =18年周期の住宅価格=】
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Boom.jpg

 2005年に英国のフレッド・ハリソンが出版した…
「Boom Bust: House Prices, Banking and the Depression of 2010」という本があります。18年サイクルで住居などの資産価値が上下するという、おもしろい予測が書かれたものです。その中で取り上げられた過去のデータに、日本の住宅価格を再認識できるものがありましたので、最初にご紹介したいと思います。
 バブル崩壊期にあたる1990年の日本では、世帯の可処分所得の641%にもなる住居が平均だったことがわかります。これは、他国と比べ突出した数字です。

その後、ご存知のとおり、土地価格の崩壊に伴い住居の資産価値は減少しました。それでも、1998年の数字を見ると、日本の住居がいかに高いかがわかります。もちろん、これらの数字にはローンの金利などは含まれていないので、ローンを組めば、さらなる所得が住居に消費されることになります。


「世帯当たりの可処分所得に対する住居資産価値の割合(%)」

文書8.jpg


 しかし、この本のポイントは、各国の住宅価格差異ではありません。住宅価格の波が18年という周期を持っている、ということです。それは次のように説明されています。
 1990年代の景気後退のあと、アメリカの住宅周期は1992年に回復期を迎え、その後価格は14年間上昇しました。それは、87ページにある理論に沿っています。2006年、住宅価格の平均は3%下降しました。
 英国の住宅価格は少し遅れた1994年に回復期を迎えました。そして、2007年の終わりか2008年に上昇が止まることが予測されます。

 この87ページに書かれている理論がグラフになったものが以下です。ここで、興味深い点が2点あります。ひとつは、1992年から14年間経った2006年は、この本が出版された翌年に当たり、執筆時点では予測だったことです。 

18-years-2.jpg

もうひとつは、ご存知のサブプライム問題によりアメリカの住宅価格が暴落した時期が、著者のいう4年間の価格下降期にすっぽりと収まっていることです。
 著者は、英国人なので、英国がアメリカに2年遅れて景気の変動が起こると明記しています。日本のことは書かれていませんが、アメリカに多少遅れて、日本にもこの波がくるのかもしれません。


 住宅という大きな買い物、納得して売買したいものです。価格の相場や売買時期については慎重な見極めが必要になってきます。もし、ご不安に思われる点がありましたら、お気軽にご相談ください。



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【リスクカウンセラー奮闘記−49】
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●どこで?…誰と?
       …出逢えたことを大切にしたい


 相談にいらっしゃる約8割の方がウツ症状なのはリスク・カウンセラーの宿命なのかも知れません。
 老若男女…主婦あり、経営者あり…ご相談の内容は千差万別です。
 クライアントが抱えている問題を解決をするためには直ぐにでも対応しなければ時間的に間に合わないという緊急を要するものもあれば、とりあえず…家族以外の誰かに聴いて欲しい…というような場合もあります。
 そんなクライアントとの初めての会話は「リスク・カウンセラーとの出会いをつくって下さった方に感謝しましょう…」と、お互いの出会いが偶然ではなく必然的であったことを感じあい、その日に出逢いがあったことを喜び合えるように心がけています。

 問題の本質を正しく受け止めることが大切なのですが、これがなかなか難しいものなのです。一番いけないのが先入観です。あらかじめご紹介者からのコメントがあるような場合、そのコメントが傾聴するカウンセラーの意識に影響を与えてしまいます。 カウンセラーは、紹介者の予備情報をもたず客観的立場に立ち、できるだけ白紙の状態でクライアントの仕草を観察、言葉に傾聴するほうが、「受容」と「共感」が自然にできて、良い感じのチューニングができるのだと思います。
 正しくチューニングができるとクライアントの心の中の苦しみや痛みの叫び声がどんどん聞こえてくるようになるから不思議です。
 その席に、ご紹介者や親族などのようにクライアントの過去の経緯を知っているの方が同席している場合は、リスク・カウンセラーはしばしば対応に戸惑ってしまう場合があります。
 ひどい場合は、クライアントが話している言葉を打ち消すように、付き添いの人が「過去の事例」を引き出して頭ごなしに否定してくる場合があり、言いかけていたことが途中で止まってしまって、本人から吐き出していただけなくなります。
 そんな状況では、その日の面談はそれ以上進まなくなってしまいます。
 カウンセラーが「この人はこう言いたいのだろう…」と言うように勝手に判断したり、本人が自分の言葉として言い出せないでことを、誘導の質問をして…無理矢理言わせたり…、そんな場合も、事態がいっこうに進展しないという状況になってしまいます。


●すぐに巣籠もりしてしまうクライアント


 クライアントさんと何度かお会いするようになって、少しずつ問題解決に向けて進展しはじめた頃、ちょっとしたことがキッカケになって連絡が取れなくなってしまうことがあります。
 多くのばあい、ご紹介者やご家族の方が心配のあまり本人に問いただしたりことがあるのですが、周囲の人達が期待しているように、問題はトントンと解決しているわけではないので、本人としては返答に詰まってしまって、先に進むことすら嫌になってしまうようです。
 カウンセラーには守秘義務があります。本人からの要望がない限り、ご紹介者にも、親族にも二人の会話を報告したりしないようにしています。
 なぜならば、カウンセラーが報告をしてしまうと、それを聞いた関係者は、どうしても自分の思惑を背景にしてクライアントを見てしまうので、分かっていても…別の話題の中から何となく遠回しに探りを入れるようなことをしてしまいます。
 心が傷ついてどこかに負い目をもっている人にとっては、周りの何気ない声かけが、周囲の人に見張られているような被害者意識をもってしまうようです。
 そこから巣籠もり状態してしまうクライアントもあります。電話しても返事
が返ってこない…日程がたてられない…、問題解決をしておかなければならない期日が迫ってくると、カウンセラーも落ち着いていられません。
 ですから、クライアントが「巣籠もり」しても、時間の制約がないばあいはしばらく放置しておくばあいもありますが、第三者との利害関係のトラブルなどが絡んでくるようなばあいは、よほど慎重に対応しておかなければとんでもないことになってしまいます。


●ときには…弁護士との連携プレーも有効


 金融機関や第三者との利害問題が予測されるような場合は、早期に弁護士に介入していただくことの有効性を説明して、お引き合わせをしておくこともあります。
 そのかわり、弁護士事務所での打ち合わせの場合には必ずクライアントに付き添うように心がけています。どんなに温厚な感じの弁護士でも、「弁護士」という名前だけでだけでクライアントは緊張してしまうようなので、そうすることで、時間と情報を共有したと云うことになり、その後の進展もスムーズになってきます。
 「巣籠もり」している人を次の行動に移させなければならないときは、弁護士からの通知がそれなりに効き目があります。
 別に、弁護士を強面の人と同じようにみているというのではなく、常にそうした厳しさの中で仕事をしている人としての位置づけが、社会的にも多くの人々の周知の事実として広く浸透しているわけですから、カウンセラーにはない力強く頼もしいものを感じます。
 現実的にみて、クライアントと会話をすすめながら問題を引き出す立場と、トラブルを法律的に決着をつけておかなければならない場合とがあるわけですから、その立場の違いで受け持つ仕事の棲み分けが出来ているのだと思います。
 
 リスクカウンセラーの認知度については、残念ながらまだまだ浸透していないのが現実ですが、中小企業経営者やご家族の介添人としての実践事例を多くの方々に知っていただけることを願っています。



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【ホロニック】
(英:Holonic)全体(ホロス)と個(オン)の合成語。
 すなわち組織と個人が有機的に結びつき全体も個人も生かすような形態を言う。生物は個々の組織が自主的に活動すると同時に独自の機能を発揮する一方でそうした個が調和して全体を構成する
   (小学館「カタカナ語の事典」より)
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     ◆暮らしと経営のカウンセリングルーム◆
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◆エフピーカウンセラー
・相続のトラブルが心配だ。事前に解決しておきたい!
・暮らしの中の経済問題を聴いて欲しい!
・近隣との不動産のもめごとを上手に解決したい!
・親戚・家族間のトラブルの悩みを聴いて欲しい!
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◆リスク・カウンセラー
・家庭経済の危機を乗り切る方法を相談したい・・・
・会社も自分も債務超過になりパニック状態を解決したい・・・
・会社の経営が行き詰まりそうだ・・・何とか再生させたい!
・会社の上手な終わり方なんてあるの?
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 「ホロニックス・専門家ネットワーク」を有機的に活用して問題の解決に当たっていますので、幅広い分野で対応いたします。
 トラブルは、時間を掛けて一人で悩んでいたも事態は悪化するばかりです。
 問題解決の近道は「早期発見」「早期対応」が要諦です。悩みごとは先送りせず、早めにご相談ください。
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posted by 寛良 at 10:29| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | ■ 【RFCレポート】のテキスト版 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
が、頑張れー☆超頑張れー☆

全力で物陰から応援しています。

また、コメント書き込みにきま〜す♪♪
Posted by ★ことみ★ at 2008年06月26日 13:09
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