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リスク・カウンセラー奮闘記−151
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リスク・カウンセラー奮闘記−151
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●100年以上続いている会社があるが…
世界には200年以上続く老舗が5586社あるという。その内、@3146社(56%)は日本の企業であ、Aドイツが837社、Bオランダが222社、Cフランス196社、Dアメリカ14社、E中国9社、F台湾7社、Gインド3社・・・・、と日本はダントツの1位です。
また創業1000年以上の企業は7社、500年以上が32社、100年以上は5万社余りだと云われますが、そのほとんどが従業員300人未満の中小企業(ファミリー・ビジネス)だと云われています。
長寿企業でいられる特徴は、本業重視、信頼経営、職人精神、血縁を超えた後継者選びと保守的な企業運営であったこと、そして最も大きな要因は、他国からの侵略が少ないことや職人を尊重する社会的な風潮なども原因となっているようです。
日本においては、企業に対する社会的評価は『継続は信用なり』『継続は力なり』という言葉に尽きるようです。(出典:田中真澄著/百年以上続いている会社はどこが違うのか)
●100歳まで働く時代がやって来た?
これは、田中真澄氏の著書のタイトルですが、最近では「超長寿社会」と云われるほど平均寿命が高くなっていることは周知の通りです。
織田信長が「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり。ひとたび生を得て滅せぬもののあるべきか」(人間の一生は所詮五十年に過ぎない…後略。」
謡曲「敦盛」を吟じて舞う姿は、TVの歴史物番組でしばしば目にしますが、太平洋戦争の直前まで日本人の寿命はまさに50歳であった。
1918年から大流行したスペイン風邪、そして1923年に発生した関東大震災、そして戦争による爆撃死や戦死などの影響で、日本人の平均寿命が50歳を超えたのは、なんと戦後70年間の出来事だったのです。
しかし、企業の100年と人間の100歳とでは大きく違うものがあります。ヒトの細胞は20歳頃をピークに毎日減少しているという。
そして、いくら寿命は長くても健康寿命が短くて寝たきりになったり、認知症が発症して自分が自分でなくなるようになったのでは、何よりも空しい100歳としか云いようがないのではないでしょうか?
元気に働ける100歳でありたいですね。(リスクカウンセラー 細野孟士)
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世界最大の大漢和辭典/大修館書店
【両親からの遺品】
両親からの遺品は大きな本箱と小さなシルクのカーペットが1枚、そして全13巻からなる『大漢和辞典』です。 大修館書店で出版された世界最大と云われる漢和辞典は、俗に「諸橋大漢和」著者の諸橋轍次氏が75年の歳月を費やし編纂し、2000年に完成したものです。今では、私の「字源」の追求調査には欠かせない貴重な宝物です。修訂第二版で「語彙索引」(第14巻)1巻が追加、さらに「補巻」(第15巻)1巻が出され、現在では全15巻構成となっている。
5万文字という膨大な親文字と、詩経・論語・孟子・老子・荘子など古今の書物から収集した膨大な数の熟語が収録。字源を調べ始めると時間を忘れてしまう。
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