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リスク・カウンセラー奮闘記−123
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リスク・カウンセラー奮闘記−123
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◆笛吹川(富士川)西沢渓谷の源流に・・・・
高等学校の同級生と体験した18歳の夏の思い出は、日本三大急流のひとつである富士川水系の笛吹川・西沢渓谷を這うように登り、甲武信岳⇒国士岳⇒金峰山のルートを大きなキスリングザックの上にテント代わりのブルーシートを携行した3泊4日の縦走だった。今から思うとかなり無謀な山歩きだった。登山のきっかけとなったのは、富士川の源流を確認してみたいという好奇心による衝動からだった。
塩山駅からバスに乗り、滝や淵が連続して続く西沢渓谷の入り口で下車。ゲートルを巻き地下足袋に履き替えて沢を登り七ツ釜五段の滝を経て、沢の水音がいつしかチョロチョロという音に変わり、冷んやりした空気の流れの奥の岩苔から滲み出るように湧く雫が一つになった小さな水溜まり。どうやらそれが源流かな?・・・・と。恐らく、自分たちが見つけた源流と思しき水溜まりと同様の雫の源泉が、辺り一面にあったのだろう。小さな水溜まりから掌で掬うようにして唇に運んだ冷水は、疲れ切った身体を癒すには十分なエネルギーを感じたことを鮮明に思い出す。
前日、川原で飯盒炊飯のあと、大型バスほどの大岩にもたれるようにしてブルーシートの下で就寝したのですが、大自然の水の威力で登山道を塞ぐような巨大な倒木の下で寝ていたとは…目覚めて驚いた。
とんでもない登山計画を立てたものだと一気に疲れを感じ、まさに疲労困憊な状況だった。ひたすら押し流すような勢いの流れの中を歩き続けて、やがて源流に辿り着き、キラキラ輝き小さく神聖さを感じる水滴が幾重にも集まり力となり、やがて大きな流れとなって大木や大岩さえも押し動かしてしまう威力になることに敬服した記憶。18歳の男たちには、小さな一つ一つの行動を疎かにしないで継続させることの大切さを秘めたる潜在意識になっていたに違いない。
ものごとの流れを川下から川上に遡るとらえ方と、川上から川下へと辿って知る起源を源流に例えた捉え方は、経営に少なからず影響があったようです。
◆積善の家には必ず余慶あり・・・・
大河の流れも源流を辿れば一滴の雫だったことを確かめ沢を登っていったことは、少年時代の単なる好奇心でしかなかったけれど、ガラス玉のように輝いていた雫が重なり永い時間を経て川となる姿は『積善の家には必ず余慶あり』の言葉と重なって、時折、自分の行動に「これでいいのか?」と問いかけることもあります。
クライアントとの関係においても、私の一つ一つの言動が相手にどのように響いているのか・・・・と感じたとき不安になることがあります。
『積善』を意識した言動は、むしろ、『積悪』になっているのではないかと思い悩んでしまうからで、ただ、ひたすらに・・・・クライアントの安堵の様子を感じながら、正義の心をもってコツコツと、焦らずカウンセラーを続けることなのでしょうか?
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『終活応援セミナー』
第1部(リスク対策編)
失敗事例⇒認知症・発症前と後の家族は?
転ばぬ先の杖! 自分たげは大丈夫!の危険
知らないでは済まされない、家族の責任
◆講師:(株)ホロニックス総研
代表取締役・リスクカウンセラー
終活カウンセラー 細野孟士
第2部(認知症予防編)
『アルツハイマー病』は人を二度殺す
◆非営利活動法人認知症予防協会
代表理事 清輔喜美男氏
◆日時:平成26年9月11日(木曜日)
午後2時〜4時 1部、2部
◆会場:文京シビックセンター
3階 第1会議室
◆会費:無料
◆イベント ◇ミニフラワーポットの制作
◇脳年齢測定ゲーム
ご希望者は「脳年齢測定ゲーム」をお試しください。
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