***************************************************
リスク・カウンセラー奮闘記−120
***************************************************
リスク・カウンセラー奮闘記−120
***************************************************
●目配り…気配り…心配り…植物との関わり
都市に住む者が小さな猫の額ほどの庭やプランターや鉢で、様々な方法で楽しむ園芸は、それを実践する人々が心身に受けている恩恵は大きく、経済的利益のそれとは異なるものの、都市づくりでも、家庭でも、事業所でも、『育てる!』という行為の大切な行動として捉えることができるのではないだろうか。
大自然の気象環境の中で、数百年、数千年にわたって成長を繰り返し続けていた植物を、人間は一つ一つの植物の都合など考えずに限られた環境の中に取り込み、その植物の生長を五感で受けとめ、『栽培する(育てる)』時間の経過の中で、長期間に亘って植物との対話をしながら、その植物の生命が絶えないように必要な対応を続けていかなければなりません。
人間が勝手に土から掘り起こし小さな鉢に植えて、色とりどりの花や部屋にイオンを放出してくれる緑の葉の恩恵を受けているのだから、それぞれの環境に合致した育て方を学んでおくことは、言うまでもないことです。
植物と関わる誰もが心がけるべきことは、自ら思い通りにならない植物たちが人間に与えてくれていることを正しく受けとめ、時間に対して忍耐強く待つことと、忍耐強く育てる作業を続けることなのです。
動物は、動き回ることができ、声や動作で人間に訴えることができますが、植物はそれができません。 そのためには『目配り…気配り…心配り…』が、その一つ一つの植物に対して、その生息環境や特徴を研究して、適切な栽培方法を学ぶ必要があると思います。
もちろん、動物ほど明確なものではありませんが、植物にも辛さを訴える表現をしていることがあると気がつかないような鈍感さでは、日常生活や仕事の面にも、その人の人となりが出てくるものだと思います。自己中心の身勝手な人間像が見えてくるような気もしませんか?
●忘れてはいけない…植物から受けてる恩恵
ひと言で植物といっても、樹木、草花、野菜、果物、シダやコケ類など、その分類も種類も無数に…というほどあります。
植物に触れる…という点では育て慈しむという喜びや感動を与えてくれ、生活する部屋や町並の景観が美しくなることでの癒やし効果の恩恵を受けています。
また、農業生産者には野菜や果実を生産することによる経済的利益と、新鮮な野菜の摂取による健康に関する恩恵は忘れてはならない。
精神的な面においては、豊かな緑や美しい花を見たときに感じる不安解消や緊張緩和などを助けてくれる生理的効用の恩恵も大きい。
仲間と共に、緑化運動に勤しむことは、作業のために身体を動かすことでのストレス解消や、仲間との連帯感や責任感など社会創成感のような意識の高揚も植物との関わりから受ける恩恵です。
もしも…町や家やオフィスに花や緑がなかったら…、
四季折々の変化を視覚や香りや皮膚で感じとり癒されていることを感じない人はいないだろう。それに、植物栽培によって好奇心がわき、観察する力などの五感も磨かれているのです。
言い換えれば、人間としての存在意義を知ることができているという恩恵に気づいたなら、日々の水やりを通して植物に感謝の気持ちの「お世話をさせていただく…」ように意識を変えたいものです。
=====================================
都営地下鉄・三田線の全180車両に当社の広告が掲載されています。掲示の場所は、優先席とドアの間の壁面で、お知り合いにも是非ご紹介下さい。カウンセリング・サロン『たまゆら』では、サロンにご登録のFPやカウンセラーの皆様を募集しています。新たなネットワーク作りによって、活躍の場を広げて下さい。
=====================================
***************************************************